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豆村 賢治

2002~2003年度

本年度7月5日からスタートし、47回目の例会を迎えることになりました。最終例会を このホテルアンビエント堂島で迎えることになるとは年初思いもしませんでした。

ホリデイ・イン エクスプレス 大阪うつぼパークからホテル側の事情により、会場と曜日を変えることを余儀なくされた訳ですが、皆様方には縷々不都合もあったと思いますが、寛容の精神でご賛同いただき、ご協力いただきましたこと厚く御礼申し上げる次第です。

我が国の小泉総理の聖域なき構造改革を私達が耳にしてから早や2年数ヶ月になりますが、景気がよくなる兆しはいっこうに見えず、この一年間に株式もバブル後の最安値を更新し、また、金融機関に公的資金が注入され実質国有化が叫ばれ、失業率も増加の一方です。全国では5.4%、関西では7%以上ではないかと思います。何かしら閉塞感がただよっている昨今です。

この様な環境の下、総会でご承認いただきましたクラブ活動計画書に則り、一部変更がありましたが、主要会合のプログラムを無事終了することが出来ました。これもひとえに会員の皆様、理事・役員の方々のご支援とご協力の賜ものだと感謝申し上げます。今年度スタートの時に会員の方々からエールを送っていただいたことが、今日まで私の支えになりました。

会員委員会で今年度5名の新会員推薦をいただき入会していただきました。1名退会はありましたが、4名純増になりました。今も次年度に数名の方が入会する手順になっており、ご推薦いただいた会員の皆様のご努力に敬意を表わすとともに感謝を申し上げたいと思います。

友好委員会は、委員長始め委員の皆様がご活躍で、クリスマス家族会では今迄にない企画でメンバーの方々もご家族共々楽しく過ごさせていただきました。また、プログラム委員会も変更があり、大変苦心されたことが感じられました。

職業奉仕委員会で大阪歴史博物館の見学で最初に地下構造の難波宮跡の古代遺跡を見学し、飛鳥時代の難波宮の大極殿を体感し、中世のフロアで都市おおさかの歴史を知ることが出来、近代現代フロアで大正末期~昭和初期のモダン都市大阪の街も見ることが出来て、大変興味ある見学が出来ました。

社会奉仕委員会では、地域社会のニーズを取り上げていただき、地域に貢献出来たのではと思っております。大阪西南・大阪本町・大阪うつぼの3クラブで形の見える社会奉仕のプロジェクトを模索していただくべく、委員会を数回開かれましたが、結論に至らず合同企画は次年度に持越しになりました。

委員長にはご苦労をかけ、一緒に物事をする難しさもあったのではと思います。靭公園のゴミ清掃は沢山の方に参加いただき成果を上げていただき、昼食会で和気藹々のなかでいろんな話題が飛び交いました。

国際委員会では、青少年交換学生としてクラブから岡部仙瑞君がアメリカ・シカゴへ8月20日に向かわれ、8月23日には関西空港に朝5時40分にベルギーからパスカリン ゴーファンさんが来られ、早朝より国際委員長はじめ多くの方が出迎えていただいたこと、また、村上正人会員、奥野会員、中山会員、宇田会員の各家庭でホームステイをさせていただき、皆様にお世話いただいたことに深甚なる感謝を申し上げたいと存じます。

今日(6月27日)関西空港にお見送りに来ていただきありがとうございました。彼女も皆様の好意に感謝し、色々な日本での出来事を胸に秘め、故国に帰られました。

岡部仙瑞君は先週に帰国されました。アメリカでは、ゴルフでホールインワンをされたと地元誌に取り上げられたなど、詳しい話は後日卓話でお聞かせいただけるのではと楽しみにしております。

釜山西面RCの4月11日に金秉浩会長以下5名の方が来訪され、初日に歓迎会、2日目にはUSJにご案内しました。その際には、河委員長の社員様、奥野会員の活躍で普通は2ヵ所位しか見学出来ないところ、4ヵ所のイベントを楽しんでいただき、満足されたことと思います。

また、夜の食事会に多くの方が参加いただき、その席で金秉浩会長とお国の親しみの習慣だと思いますが、腕を交叉してジョッキーのビールをいっき飲みにあまり飲めない私もおつきあいさされました。その後、二次会も楽しかったことが思い出されます。皆様方の歓迎ぶりに満足して帰国され次年度のまたの再会をぜひ韓国に来て下さいと要請されました。

ロータリー財団では、当クラブがGSEとして大阪府庁勤務で土木技術が専門の小池重一氏を推薦させていただき、イギリスのマンチェスターで1ヶ月間職業研修され、その後、当クラブで卓話をしていただきました。

野球同好会のガバナー杯には多くの方が応援にかけつけていただきありがとうございました。高齢者はじめ若いプレーヤーも入交じり、溌剌としたプレーが感じられました。特に、大阪本町RCに前半大きくリードしていたのですが、木下監督が大阪本町RCに陣中見舞いに行かれた時、思わぬ反撃にあったのですが、結果は我々打棒'sが快勝したことが印象に残っています。今後の活躍が期待されます。

ゴルフ同好会も大阪本町RCとの合同コンペも含め計3回行なわれました。開催日が平日で若いメンバーの参加が少なく、出来れば皆様が参加出来やすい日程も必要かと思いました。

クラブ事業としましてガバナー公式訪問が少しスタイルが変り、クラブ協議会には大阪船場RCの斎藤満ガバナー補佐をお迎えし、私達クラブの意見や要望をお聞きいただき、次週に井上暎夫ガバナーから公式訪問で卓話をいただきました。

ガバナーから後日、本年度ビチャイ・ラタクルRI会長のお考えをよく理解いただき、若人会員の加入により、活性化を図られ、クラブの未来を見据えた大切な課題で友情と奉仕を育むために柔軟にお考えいただき、マンネリにならないことで若い人にやる気を換気して欲しいとのメッセージをいただき、クラブに活気が感じられる良いクラブとのお褒めの言葉を賜わりました。申請しておりました「慈愛の種を播きましょう2002-2003年度会長賞」をいただくことが出来ました。

次年度(2004年)国際大会が大阪で開催される記念すべき年です。この大会は関西4地区(2640、2650、2680、2660)がホストをいたします。大会会場となる大阪ドーム、大阪国際会議場、リーガロイヤルホテルは、全て2660地区のテリトリーにあります。皆様方にぜひ参加していただき、井上ガバナーのお言葉ですが、ロータリーマジックを体験していただきたいと思います。

以上、一年間振り返りましたが、最後に会員の皆様方にお目だるい点も多々あったと思います。野上幹事にもいろんな面でサポートしていただき、又、エールを送っていただいた方々に感謝を申し上げます。次年度はバイタリティあふれる藤井次期会長のご活躍をお祈りし、皆様に一年間のお礼を申し上げて本日の卓話を終わります。有難うございました。

2002年7月5日 ご挨拶と新年度の活動方針

奉仕の理想を学ぶロータリークラブは、およそ100年にわたり活動を続けて参りました。

大阪うつぼロータリークラブも22年目を迎えました。12年前には大阪本町ロータリークラブを誕生させ、ピーク時には78名の会員が在籍した勢いあるクラブでした。

しかし昨今では、退会者の続出に歯止めを掛ける事が出来ない状況でしたが、その会員の減少も、景気ではありませんが、底を打った感じがします。先月は2名の新会員が増え、その後皆様方のご協力にて数名の方の推薦をいただいております。今年度私達クラブにとって、先行き明るい状態にあるといえます。

本年度の活動方針は、クラブ活動計画書に簡単に書きましたので、会員増強に的を絞ってお話したいと思います。

私達クラブも会長・幹事の経験者が会員の半数を数える状態になりました。本来は閑職であるべき元会長・幹事様に再度ご登場願い、委員長になっていただきました。これからも新しい会員皆様方の活躍を期すると同時に、元会長・幹事様にも再度役職をお願いすることになるかと思います。

今までに退会された方々には、高齢であったり、またはロータリークラブに対する魅力が薄れたり、メリットが無くなった等の理由と同時に経済的理由が加味されて退会されましたが、本来ロータリークラブの魅力およびメリットは、その会員様ご自身が創りだすべきものではないかと思っております。

ロータリーは地域から選ばれた職業人や専門職の人々ばかりです。このように優れた会はすばらしい集まりだと思います。会員皆様が例会および催物に積極的にご参加いただき、当クラブを盛りたてていただきたいと思います。私もクラブ創立以来の会員ですが、例会に出席するのが苦痛だと感じたことはありませんし、皆様方にお会いする事により一週間の安らぎを覚え、次週の活力をいただいているような気がしております。

例会にご参加いただき皆様の親睦の中から奉仕の機会を生みだせるのです。皆様方が私達のクラブの良さを広めていただき、一人でも優れた友人をご推薦いただけたらと思います。この会員増強も、何も弱気になる必要はないと思います。驕った言い方になりますが、大阪うつぼロータリークラブの誇りをもって、凛とした心構えで勧誘していただければと思います。

ご入会されましたら、今まで以上の充実した体験ができますよう、また立派な方々ともロータリー会員として胸襟を開いて対等の立場でお話しできる機会に恵まれます。異なった世界を体験され、今後職業人、専門職として生かせるのではありませんかとお勧め願いたいと思っています。

お陰様で私達クラブは偏ったグループ(派閥)はありませんし、気持ち良くとけ込んでいただけるクラブではないかと自負する次第です。会員増強にご協力をお願い申し上げます。

国際ロータリーから私達にメッセージがあります。今年の国際ロータリーのテーマは「慈愛の種を播きましょう」と提唱されています。

命の本質を植えてください。

まず自分のクラブで --- クラブ奉仕に力を注いでください。
そして自分の職場で --- 職業奉仕に力を注いでください。
さらに自分の地域社会で --- 社会奉仕に力を注いでください。
そして最後に世界へ --- 国際奉仕に力を注いでください。

慈愛の種を播いてください。その播いた種がまた子孫を残して、拡大する事を夢見ましょう。慈愛の種を播く事は奉仕の機会を見つけることであります。

強調事項
・充実したクラブ管理
・会員増強及び退会防止
・識字率の向上
・職業奉仕

今年は大阪うつぼロータリークラブにとっては飛躍出来る年では、との雰囲気を感じています。この「飛躍しよう」という考えを持ち続けながら、会長という大役を一年間務めさせていただき、野上幹事共々ご支援いただければと思います。行き届かぬ点は、ロータリーの寛容の精神でお許し下さいまして、ご助言賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

第22代会長: 当団体のプロフィール
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